季節はずれのベビーブーム : 海(うみ)と大地(だいち)
2013年08月12日 (月) | 編集 |

先週末、両親の住む村に滞在していた副支局長(旦那)。
帰路の途中、帰るコールをしてきた際、「今、保護センターのRさんが、授乳が必要な仔猫が
2匹いるのだが受け入れられるかって電話があったんだけど・・・」と言う。

私としては2匹も4匹も同じなのでもちろんOK。
だが、数分後、血液検査が既に済んだ元気と舞と一緒の隔離部屋に入れられないことに気がついた。
もう一部屋空き部屋はあるものの、窓が小さく薄暗く空気も停滞するのでいまいち適していない。

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急いで保護センターに電話をして状況を説明すると、「同じ部屋でも噛み合って遊んだり、餌や水を
共有せず、大きなダンボール箱に入れておけば仔猫はハッピーよ」とのことで受け入れ決行。

仔猫到着後、ミルクを飲ませていると、なんだか脚が痒い。
「こ、これはノミがいるぞ~!!! (゚ロ゚;)」と急いでノミ取り用の櫛でまずは小さい仔猫をすくと
ノミは出ないものの、ザザ~ッ!とノミの糞が砂のように引っかかった。
思わず(゚ロ゚;)ヒィィィ~!である。

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次に白黒の仔猫に櫛を入れると数匹のノミを発見。
でもこれはまだ序の口だった。脚に一匹黒ゴマのようなガラパタと呼ばれるダニを発見。
このダニは皮膚に突き刺さっているため櫛では取れないので、毛抜きで抜かなくてはならない。

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このダニを抜いた後、他にもいるかもと毛をかき分けると…
)゚0゚(ギャァァァァァァァ~~~!!!!! 全身に無数にケシの実大の小さなダニがうろこのように
張り付いている。そして毛にはふけのようにシラミまでいる!

とりあえず寄生虫駆除スプレーをかけ、毛抜きでダニ取りをしたのだが頭半分だけでも2時間、
しかもダニは死んでいない (>_<、)

結局、翌日獣医さんでダニとシラミを駆除する注射をしてもらい、さらにその翌日シャンプーで死んだ虫を
洗い流してだいぶきれいになった。

犬のダニと比べるとかなり小さいものの、やはり血を吸って生きている。
それが全身くまなくとなるとショック死の可能性もある。
聞くのを忘れてしまったが、いったいどこで保護されたのだろうか?

さて、ダンボールに入れられた仔猫たち。小さい猫はおとなしいが白黒の少し大きい子猫は飛び上がって
箱から出たがっている。昼夜かまわず跳ね上がり爪でダンボールを引っかくのでかなりうるさい。

ノミ、ダニ、シラミの危険がなくなったので少し外が見られ、空気も循環するよう
副支局長に柵を作ってもらった。仔猫もおとなしくなった。

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20130812-6.jpg 元気と舞がいない間は部屋を占拠できる

日中、先輩猫たちとサロンにいる元気と舞が夜隔離部屋に戻った時、新入りが気になり柵の間から
手を入れたりしてるのがちょっと心配だ。

20130812-7.jpg 元気は天然ボケのハンサムボーイ

そうそう、新人研修生の名前は小さいキジトラ(♂)は海(うみ)、白黒(♂)は大地(だいち)となった。

そして、支局の法則どおり海は日曜の朝に熱を出すし…(T▽T;) ガ~ン!

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それにしても、いつもは春、秋に多くやってくる仔猫たち。今年は春には1匹もやってこなかったが、
今になって絶え間なくやってくる。

おそらく現在いる研修生が卒業できるのは9月末から10月初旬だと思うのだが、願わくば
その後少し切れ間があるといいのだが・・・。


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元気の目は開いたけれど…(>_<;)
2013年07月15日 (月) | 編集 |

支局へやってきて5日目、元気の目が開いた。

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2,3日前から目頭からすこ~しずつ開いていったのだが、目じりのほうのまぶたはまだくっついて
いるため目が釣りあがっていて、怒っているおじさん風みたいで「まぁ、なんてぶちゃいく…」と
思っていた。

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でも、パッチリ開くと黒目がうるうるしていてやっぱりかわいい(デレデレ…)。

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20130715-6.jpg てへっ!よろしく!

しかし、同じ日の午後、勇気の具合が突然悪くなった。暖めたり身体をさすったりして一時は
持ち直したのだが、やはり明け方の4時ごろ逝ってしまった。

20130715-5.jpg 調子が悪くなり始めた頃

元気と比べると小さいしミルクも自分では飲まないのでシリンジで飲ませていたのだが、身体は
大きくなるものの、頭が全然育たず小さいままだった。
へその緒もそのまま、目も全然開かず、元気を見ることもなく逝ってしまったのが不憫でならない。

母猫たちは(他の動物たちも)、小さくミルクを飲む力のない仔猫に見切りをつけ、育つ見込みのある
仔猫だけを育てるとよく聞く。
勇気は見るからにその弱々しい仔猫に当てはまるのだろうが、そういう仔猫はいくら人工的にミルクを
飲ませても、エクストラの栄養補給をしてもやはり育たないものは育たないのだろうか…?

なんとか、そういう仔猫たちも育てられるようにできるかどうかが今後の課題だ。

勇気の小さくしぼんでしまった身体(もともと小さかったけれど)を保護センターに連れて行くと、
1匹の仔猫が私たちを待っていた。

母猫とともに保護されたが、母猫は下あごを怪我して大きく腫れ上がっていて、手術、投薬が必要で
授乳ができない。保護センターには他にも仔猫がいたが、既に仲良しグループが出来上がっているし、
元気にもお友達が必要だろうと支局へやってきた。

豹(ひょう)より一回り小さく、元気より二回り大きいメスの仔猫だ。

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名前は舞(まい)にした。

豹がコウモリ系だったのに対し、舞ちゃんはとっても毛深く(毛深いのは当たり前だけど、毛がもっと
密集している)小熊系だ。

保護センターではミルクも良く飲むと言っていたが、支局へ来た初日は、母猫と引き離されたショック
からか、ミルクも飲みたがらず、大声で泣いていた(「鳴く」というより「泣く」と言うほうが当てはまる)。

一晩寝ると少し落ち着き、母猫のことも少し忘れたのか、元気同様、ミルクもグビグビ飲み始めたし、
元気とも仲良くやっているのでどうやら大丈夫なようだ。

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元気がもう少し大きくなったら血液検査をして、大きい猫と合流し、豹のように遊べるようになることだろう。

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豹、お気に入りのキャットタワーのはしご登り

極小研修生がやってきた!
2013年07月08日 (月) | 編集 |
2週間前に風邪をひいた豹(ひょう)。一週間40℃以上の熱が続いたが今はすっかり元気になり、
再び先輩猫たちと合流している。

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爪が引っかかってしまった・・・
「写真なんか撮ってる場合じゃないでしょ~!!!早く助けてよぉ~!」


もちろん一番のちびっ子なのだが、態度はかなりでかい。どうやら自分が仔猫とは思っていないようだ。
大きな猫たちにも平気で飛び掛ったり、餌を横取りしたりしている。

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もうそれほど豹に手をかけなくてもよさそうだと思っていたところ、新たに研修生が2匹やってきた。

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今回は生後数日の極小研修生だ。
大人猫たちの中に置いたらネズミと間違えられそうだ。
茶色のほうは125g、グレーは116gしかない。
まだ目は開いていないし、グレーはまだへその緒付だ。

20130708-7.jpg 20130708-8.jpg

ヒィィィ~!!!! ちゃんと育てられるかなぁ?o(@.@)o

茶色と白、グレーと白でちょうど去年亡くなった元気と勇気に良く似ているので、名前は
元気・セグンド(茶色)と勇気・セグンド(グレー)となった。セグンドは英語のセカンドである。
ヨーロッパの王様風に言うと元気二世と勇気二世、お相撲さん風に言うと二代目元気、二代目勇気という
感じだろうか。

20130708-5.jpg 初代元気(茶色)と初代勇気

ただ、元気は哺乳瓶からミルクをグビグビ飲んでいるので今のところ心配なさそうだが、勇気は哺乳瓶に
うまく吸い付かないので生き延びられるかわからないので、勇気という名前は縁起悪い名前になって
しまわないか心配だ。

生後間もない仔猫の授乳は3時間おきといわれているが、日中は2時間おきに最初は哺乳瓶に慣れる
練習をしてあとは注射器で残りのミルクを飲ませることにした。

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2匹ともまるで人間の赤ちゃんのように大声で泣くので夜中のミルクタイムはご近所さんを起こして
しまいそうな勢いだ。
「シィ~!!!!!静かにしなさい」とまだ耳も聞こえず、聞こえたところで理解不能の仔猫にむなしく
言い聞かせている支局長である (;-_-)


研修生六期生:愛(あい)、龍(りゅう)、豹(ひょう)
2013年06月18日 (火) | 編集 |

先週やってきた研修生。
元気にすくすく育っていると報告したかったのですが、残念ながら愛と龍は亡くなってしまいました。

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20130618-2.jpg 愛

愛は最初から危なそうな雰囲気はあったが、龍はなんとか乗り切れると思っていた。

愛は全然自主的には何も食べようとしないため、とにかく体力と体重を保つため食べさせなければと
日に何回も注射器で猫ミルクを飲ませたのだが全て嘔吐してしまう。
まるでヨーグルト工場のようだった・・・
猫ミルクでもアレルギーを起こす仔猫がいるので栄養価の高いパテに切り替えたがそれでもどんどん
衰弱してしまった。

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龍も最初はパテもドライフードも食べていたのだが、愛が日曜日の明け方に亡くなった後、だんだん
何も食べなくなったためやはり注射器で強制給餌をした。

愛には一度に食べさせる量が多すぎたのかもしれないと龍の一度に食べられるリミットの量を
観察したところ1度にたったの3mlしか入らない。3ml~3.5mlだとなんとか大丈夫なのだが、
4mlになると嘔吐してしまう。

夜中も含め2時間おき、できるときには1時間おきに給餌するしかない。本当はストレスになるので
1時間おきは避けたかったがそれでも体重は減っていくし輸液を1ml、合間に飲ませても脱水症状は
進み皮下注射で輸液を入れても追いつかなかった。

今回は2匹とも夜の12時過ぎてからどんどん悪化し、もう口に何かを入れるのは拷問でしかない状態に
なってしまったので、もう手の上に乗せ見守るしかなかった。

ただでさえ骨と皮しかなかったのに、さらにどんどん痩せてちいさくなっていった。
愛は5時間半、龍は2時間、かなり苦しんだので、いつもは安楽死に疑問な私も今回は早く楽に
してあげたかった。

幸い、豹は順調に大きくなってきたので心配はなさそうだ。

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ただ、怖がりのせいか、1日の始まりは逃げ回り、隠れ、見つかると威嚇するの繰り返した。
この数日だいぶ慣れてきていたのだが、2匹が亡くなって1人きりになり不安になったのか、
また怯えているようだ。

幸い今回は既にFIVと白血病の検査が済んでいて両方とも陰性のため、うちの猫たちや大和と桜の
先輩研修生と一緒にできる。

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まだ大きい猫が近づくと威嚇はするが寝る時は一緒にくっついているのですぐに慣れるといいのだが。

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桜と豹。実は桜もかなりの怒りんぼ。最強のコンビだ。

里親さんの家に行ってもストレスになったり、里親さんに慣れないことのないように研修しなくてはね。

今回はあまりに早くいろいろ起きてしまったので、今はまだ悪夢から目が覚めたように呆然としている。
でも仔猫の一時預かりをする限りこれからも何回も起こることだろう。
いつか慣れるのだろうか?

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今できることは愛と龍の冥福と、今度は丈夫に生まれて(できれば野良ではなく)くることを願う。


研修生五期生:大和(やまと)と桜(さくら)
2013年05月07日 (火) | 編集 |

新しい一時預かりの仔猫(研修生)たちがやってきて一週間。

夜中のミルクとトイレ(まだ猫砂に連れて行かないと失敗する)で少々睡眠不足ぎみの支局長です。

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支局にいる間の研修生の名前はタイトルのように大和(やまと)と桜(さくら)に決まった
(最初は大和と撫子(なでしこ)にしようかと思ったのだがさくらのほうが発音しやすそうなのでやめた)。
黒白のはちわれ(♂)が大和、キジトラ(♀)が桜です。

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獣医のJ先生は「“サクラ”って子供が見てるアニメでたくさん出てくる♪」とはしゃいでいた。

まだ月齢一ヶ月に満たないとのことでミルクを3~4時間おきに哺乳瓶で飲ませていたのだが、
4日目から桜がミルクをあんまり飲まなくなってしまった。

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まだパテやドライフードは食べないだろうな~と思ったのだが、試しにあげてみると・・・w(゚o゚)wオォォォォ~!

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ガツガツ食べる。パテもドライフードもまるで掃除機に吸い込まれていくようになくなっていくではないか!

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研修生一期生はオス2匹はなかなかパテもドライフードも食べ始めず、特にタマは里親さんに
引き取られる日の朝、ようやくドライフードデビューをしたくらいだったのに。

でも、もちろん何でも食べてくれるのは大歓迎だ。
大和にいたってはパテ、ドライフードに加えミルクもガンガン飲む。

一週間前は桜とほとんど同じ大きさだったのに明らかに育った…というより太ったというほうが正しいかも。

2日前の朝、大和の動きがなんだかぎこちない。縁日で売っている電池で動く犬のぬいぐるみのようだ。
そしてたまに酔っ払いのように転ぶ。桜は階段へも身軽に飛び乗るのに大和は飛びつくが…落ちる。

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昨日獣医さんに見てもらったが脳や神経には異常は見られないとのことなので、様子をみることになった。
突然ぐんぐん育ってしまったのでうまく動けないのだろうか?

さて、話は変わるが、先日話した陸(りく)の兄弟、空(くう)。
残念ながらやはりFIPのドライタイプで昨日亡くなった。

飼い主さんの家族は忙しくて獣医さんに行けないので、先週は3回一緒に獣医さんに行ったのだが、
毎回新しい症状が加わわっていく。金曜日には脳に障害がでてきたのか目が左右に絶えず動いていた。

昨日も副支局長が昼で仕事をあがり一緒に獣医さんに行くはずだったのだが、お迎えに行くとその日の朝、
飼い主さんのお嬢さんが獣医さんに連れて行き安楽死にしてもらったそうだ…。

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私はできれば最後まで面倒をみたいし、安楽死に反対の方もたくさんいるのでなんと書いたらいいのか
わからないが、空はもう何週間も食べることができなかった。
この一年半、FIPのケースを何度も見てきたが、この病気は悪くなり始めるとどんどん悪くなっていく。
獣医さんに行くたびに体重をはかると毎回減っていったので本当に身を削っていったのだと思うので、
もう休ませてあげてあげたいという飼い主さんの気持ちもよくわかる。

1日でも早くFIPの治療法が見つかることを心から願うばかりだ…。