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ガラパタス
2012年11月30日 (金) | 編集 |
※今日はちょっとグロイです。特に虫が嫌いな方やピーマンの種みたいにツブツブが
いっぱい集まったもの恐怖症の方はお勧めできません


ガラパタスと聞いて何を想像されるだろうか?
あ~、そんなの簡単! 南米のガラパゴス諸島のゾウガメでしょ~。

って思った方、…ブーッ!

ガラパスじゃなくってガラパスです… (-。-;)

この数日、大雨&雹(ひょう)の嵐が続きミルーは退屈気味。
お気に入りのアライグマのぬいぐるみもガウガウ噛まれてピーピー鳴いている。

20121129-1.jpg


よしっ!、ここは支局長が一肌脱いでプロレスごっこ、と遊び始めるとなにやら顔にイボのようなものが…
…こ、これはガラパタッ!し、しかも2匹→複数。したがってガラパタス。

20121129-2.jpg 20121129-3.jpg

そう、ガラパタとは巨大なゾウガメとは正反対に米粒のようなダニなのです。

20121129-4.jpg

このダニ、身体をうろうろ歩き回るものではなく皮膚に刺さったまま血液を吸う。
最初は蜘蛛の赤ちゃんのように小さいので見つけにくいが、血を吸ってどんどん大きくなっていく。

支局長はバスクへ来るまでダニなど見たことがなかったので、最初見たときはイボかと思い、
「イボがある~っ!また獣医さんいかなきゃ」、副支局長がどれどれと見てみると…
「ヒィ~!こ、これはガラパタッ!」と慌てて毛抜きで除去。

まずはオリーブオイルで浸した脱脂綿で患部をペタペタ叩きガラパタが抜けやすくして毛抜きで一気に抜き、
あとはオキシドールとヨードチンキを塗る。
一度なかなか抜けなくてぐずぐずしていたら刺さった針の部分が皮膚の中に残ってしまい炎症を起こし
切開手術をする羽目になった。

20121129-16.jpg


ミルーの頭にはしばらく5センティモハゲが残った。

このガラパタというダニ、小さいが侮れない。たくさんつくと貧血を起こし死んでしまうこともあるらしい。

20121129-17.jpg

よくカバに鳥が突っついて虫を取るといわれるが、実はこのガラパタをとっているらしい。
確かに自然界の動物は自分でガラパタを取るのは不可能なので鳥さんは貴重な存在だ。

アメリカのアニマル・レスキューのドキュメンタリー番組でAnimal Copというのがある。
ヒューストン、マイアミ、フェニックス、フィラデルフィアなどの都市のアニマル・レスキュー隊、
獣医さん、シェルターの人たちを追った番組でどれもエーッ!? と思うようなエピソードばかりなのだが、
その中でも支局長にとってショック度ナンバー1だったのはフェニックスのこのダニのエピソードである。
ビデオの4分30秒くらいからそれは始まる・・・(最初にも書いたように、虫が嫌いな方や
ピーマンの種みたいにツブツブがいっぱい集まったもの恐怖症の方はお勧めできません。)

もう支局長は |)゚0゚(| ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィ~~~
失神寸前である。

ガラパタは羊がいるところにたくさんいるらしい。最近ミルーのお散歩ルートの原っぱには羊が
たくさんいる。ミルーは羊恐怖症なので羊には近づかないが、羊がいなくなった翌日などにその原っぱで
ヒャッホーとばかりに走り回るので、こういうとんでもないお土産を持って帰ってくる羽目になる。

20121129-5.jpg

もし、犬を連れて自然が豊かなところへ行かれる方は帰ってから身体をナデナデしてチェック
してみてくださいね。
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私がバレエを辞めたわけ その5
2012年11月27日 (火) | 編集 |
おいおいこのテーマ終わったんじゃなかったのぉ?(`ε´)プンプン!
…とお思いの方も多いと思います…申し訳ありません。
今回が本当に最終回です。m(_ _;)m

普段、日本語で愚痴る相手のいない支局長にはこれを読んでくれる皆さん、
そう!そこのあなた! (゜-^*)σ がいることがとっても救いになってます。
読んでくれてありがとう!!!ヽ(^-^ )

そ、それでははじまり、はじまり…

私がバレエを辞めたわけ その1
私がバレエを辞めたわけ その2
私がバレエを辞めたわけ その3
私がバレエを辞めたわけ その4

この捕獲作業をしに行った時、副支局長が「間違ってもS先生と鉢合わせをしたくない」と
足早に彼女の家の前を通ったり、もう1匹捕まえられそうで捕まえられない仔猫について
私が「明日もう一回トライしたら捕まえられるかも」と言ったところ、「もう猫を放しにくる以外
ここには来たくない」と言ったり、「もうお迎え、学校まで来ないで近くに駐車して待ってるだけで
いいよ」と言ったところ「そのほうがいい」と同意するなど、副支局長が怒っているとまでは
言わないまでも気を悪くしてるのがよくわかった。(副支局長は「やらなくてもいいよ」と言っても
やってくれる人である。「来なくていいっ!」と半分怒っても来る人である)

この時にもうバレエに行くのはやめようと思った。

20121127-1.jpg
いったい何匹いるんだ?
副支局長のお腹の上は人気スポットのひとつである…


何より支局長自身、S先生に会いたくなかった。バカ旦那にはもっと会いたくなかった。
バレエは続けたかったが、バスで1時間かかるとはいえ、他の学校はもっと遠い不便なところにある。
それにマドリッドでは大人バレエはだいぶ普通のことだが、ここではまだ子供の習い事と思う人が多いので、
結構白い目で見られるので、その好奇のまなざし(大人、しかも謎の中国人。もちろん日本人だけど
ここでは東洋人はみんな中国人)に再び耐えるのかと思うとやる気もうせる。

S先生はバレエのテクニックを教えるのは抜群だと思うのでその点では尊敬している。
イギリス、フランスで踊っている元教え子もいる。
この支局長にポワント(トゥシューズ)を履かせ、何とか踊れるまでにしてくれた。
数年間、夢を見させてくれたことにはとっても感謝している。

20121127-2.jpg 

が、支局長にとってバレエはやっぱり趣味である。コンセルバトリオ(音楽とか舞踊などの芸術専門学校と
訳すのだろうか?)に行くとかバレリーナになるというわけではないので、面白くない気分で
しかも高いお金を払い、旦那やペットの世話をないがしろにしてまでいくのは不本意である。
夢のために現実を粗末にするわけにはいかない。

今年、支局長はこの発表会のためにチュチュを22着、村娘のコルセットを50着、主役と王子の
衣装も作った。午前中は犬、猫の世話、家事で手一杯、午後に作業を開始、夜の2時までカタカタと
ミシンをかける日々が5ヶ月つづいた。S先生からは1銭も出ていない。他のクラスの子のコルセットを
作るため2時間半早く行って採寸させてくれと頼むと、ややらせてはくれたが「まったく、もう!
私は時間がないのにっ!」とイライラして言われた。私も時間はないが、あなたが頼むからやっている。

20121127-3.jpg 部屋中チュチュがたくさんぶら下がってそれはそれできれいだった

どうやら私が暇で暇で仕方がないと思っているらしい。やればやるほど、「あぁ、まだ余裕があるのね」
とばかりに次々と注文が出る。これは発表会を成功させるためだし、彼女のほうがバレエのことは
プロなので、まぁ、がまんするとして、あまり言いたくはないが、自分たちより10歳も若い彼女に
バレエ以外のこと、しかも彼女の気まぐれで半分騙されるように使われているのもなんとも情けないし、
スペイン人にしては長時間肉体労働をしている副支局長にそれをつき合わせたくはない。

これが私がバレエを辞めたわけである。

2週間経ったころS先生からクラスに来ないがどうしたのか?とメッセージがはいった。

計6匹の仔猫を捕獲し、1匹去勢し菜園に放し、1匹は里子に行き、王子の具合はとても悪く、3匹は元気。
支局長は足の具合が悪い(去年坐骨神経痛を患いそれ以来1年たった今も足が痺れたままである)ので
しばらく休むと返事した。

「Good Job. あなたを助けるために私はいるのよ。助けが必要だったらいつでも言ってね」と返事が来た。
何をいまさら。どちらにしても本気で言ってはいない。

王子が亡くなってしばらくしてから「仔猫の悲劇のストーリーを話したいから電話をちょうだい」との
メッセージ。 

)゚0゚( NOOOOOOoooooooooooooooo!

冗談にもほどがある。もしかしてまた猫の捕獲をしろって言うの?(あ、もしかしたらら12月にコンクールが
あるから衣装を作らせるためのきっかけで言ってるのかな…?)

20121127-4.jpg 去年のコンクールで急遽つくった衣装。チュチュの部分がいまいち

「王子が亡くなって遺骨をもらってきたばかりであまり「仔猫の悲劇のストーリー」聞く気分ではない」と
返事を送ると、またしても「あなたを助けるために私はいるのよ。必要なことがあったらいつでも電話して」
と返ってきた…。

確かに辞めるとは言ってないが、自然消滅で来なくなる人はたくさんいるし、いつも去るものは
追わずである。お願いっ! もう、私のことは忘れてっ! という気分である。

まぁ、バレエのことはいい加減ここまでにして、もうひとつやめようと思ったのは、このような特に
悲惨でもない野良猫のコロニーでの個人での目的が曖昧で中途半端な捕獲である。保護センターの人たちと
大人数でやるのなら喜んで協力するが、自分の家の前ならともかく、家から遠く、どんな猫が
何匹いるのかもわからないところで全部捕獲するのは無理であるし、全部捕獲できないのであれば
意味はない。

今回のことは、自分の人間関係の問題解決能力のなさ、野良猫は野良でいるのが幸せなのか?、
家猫になれた方が幸せなのか?(個体によって違うと思うのではっきりとした答えはわからない…)など
、いろいろ反省させられることばかりであった。

20121127-5.jpg


風の噂に海(かい)と空(くう)は元気でやっていると聞いた。どうやら海(かい)は空(くう)の
パテを横取りするらしい。里親さんは空(くう)のほうを気に入っていたようなので「お気に入りの猫の
餌を横取りするいたずら猫を引き渡すとは…とんだバカップルだ!」と気を悪くしていないといいが…

研修生四期生:Pedro(ペドロ)、Heidi(ヘイディ)、Clara(クララ)
2012年11月25日 (日) | 編集 |
新しい研修生がやってきて1週間ちょっとがたった。

最初はまた全員オスだと思って別の名前をつけたのだが、どうやらオス1匹、メス2匹のようなので
Pedro(ペドロ)、Heidi(ヘイディ)、Clara(クララ)にした。

「何じゃ?そのおっさんくさい名前は?」とお思いの方もいると思う。
そう!そこの勘のいい方!もうおわかりでしょう。これはスペインでも放映された
「アルプスの少女ハイジ」でのペーター、ハイジ、クララのこちらでの名前なのです。
(あの美しいハイディ・クルムもヘイディ・クルム。なんだか、ハイディ・クルム海賊版みたいだ。)

20121125-1.jpg ペドロ

20121125-2.jpg ヘイディ(左)クララ(右)
よく似ているが、クララには鼻に小さいしみがある

支局へやってきた日はその小さな身体のどこから出るのかと思うくらい大きな声でニャ~ニャ~叫ぶので
(しかも3匹(;^_^A )ご近所から動物を虐待していると苦情がくるのではないかと心配したが、
どうやら「メシはまだか~っ!」と言っていたようで数回ミルクを飲んだあとはおとなしくなった。

まぁ、よく飲む、よく飲む。しかも1匹に哺乳瓶で飲ませていると、他の2匹が顔、耳、口にまで噛み付き、
これが仔猫かと思うような信じられない力で哺乳瓶を飲んでいる仔猫の頭をを引き離そうと引っ張る。
まさにサバイバルだ。
とばっちりを受ける支局長の手や顔は細かい傷だらけで顔や手を洗うとピリピリ痛い。(>。<)

20121125-6.jpg

そして夜はミルク当番だ。
初日の夜は支局長はなかなか寝付けずにとうとう教会の3時を知らせる教会の鐘の音を聞いた。
3時はミルクとトイレの予定の時間だったが、みんな静かに寝ている。起こしたらまた大騒ぎだろうし、先住猫たちも「何だ?! 何だ?!」と家中が起きてしまいそうなので、もう少し待つことにした。

が、そのホンノ数分後、「プププププ~~」という音が隔離部屋に響き渡った。
そ、その音には聞き覚えがあるぞ~ ( ̄□ ̄;)!!電気をつけてみると、茶色いものが猫砂の箱の横に
あるのがド近眼の支局長にも見えた。そして仔猫が1匹猫砂の箱の中にチョコンと座っている。
お、惜しいっ!あと一歩だったのに! でも君の努力は認めるよ。ヾ(- -;)
それにしても、恐るべし、体内時計である。

その後、ミルクをやり、濡れたキッチンペーパーでのお尻たたき(排泄を促すためのです。
暴力ではありません)をして無事第1日目の夜は終わった(不覚にも8時まで寝てしまったので、
無事ではないが、仔猫たちも起きなかったようだ)

20121125-5.jpg

3日目には猫砂もプロレスのリングではないことがわかったようで、まぁ今だにときどき部屋の端っこで
粗相はするが排泄はだいぶできるようになった。

4日目の午後には突然ヘイディがミルクを飲まなくなった。他の2匹は元気に飲んでいる。
ヒェ~!!!もしかして病気!?そういえばペドロが少しくしゃみをしている。ヘイディはその夜も、
夜中もミルクを数滴飲んだだけだった。ペドロのくしゃみもあることだし翌日獣医さんに行くことにした。

20121125-4.jpg ヘイディはミルクも飲むがドライフードのほうが好きなようだ

獣医さんに行く日の朝もヘイディはミルクを数滴飲んだだけだったが、ふっと思いついて
子猫用ドライフードをあげてみた。
ビンゴ~! ヘイディはボリボリ、ガツガツ食べ始めた。こんなに突然固形物が食べられるものなんだ~
と感心してしまった。
今では、全員ドライフード、パテ、に加えミルクもしっかり飲んでいる。

20121125-3.jpg クララはやっぱり一番おとなしい

ペドロのくしゃみも軽い風邪で、他の2匹にもうつっていたがシロップを飲んですっかり治り、
3匹でバトルを繰り広げている。

20121125-7.jpg

猫エイズ、白血病のための血液検査はまだ小さすぎて大事な血管に傷をつけるといけないとのことで
まだできないため、おそらく一緒に遊んでくれると思われるチョコ、陸(りく)や花(はな)、や
おっぱいを吸わせてくれる風(ふう)とは残念ながらまだ一緒にすることができない。

したがって、支局長の隔離部屋暮らしは続き、甥っ子たちへのクリスマスプレゼントは隔離部屋から
更なる隔離部屋へ追い出されたままである。

20121125-8.jpg
私がバレエを辞めたわけ その4
2012年11月23日 (金) | 編集 |
私がバレエを辞めたわけ その1
私がバレエを辞めたわけ その2
私がバレエを辞めたわけ その3

ある土曜日の午後7時ごろI市へ向かった。
その日はサッカーのスペインリーグでアトレティ・デ・ビルバオ 対 レアル・ソシエダ
(サン・セバスティアン)のバスクチーム同士のバスク人にはとっても大事な試合があった。

20121123-1.jpg


副支局長が「その時間はみんなサッカーに夢中だから、捕獲作業を人に見られる可能性が低い。
サッカーの試合が見られないより、人に見られるほうがイヤ」とその日、その時間に行くことにした。
副支局長はサッカーが好きである。本人も毎週土曜日にフット・サルをたしなむ。バカ旦那もサッカーが
好きである。「バカ旦那がビール飲みながらサッカーを見ている間、うちの旦那は地面を這いずって
猫の捕獲かぁ」と思うと申し訳なかった。

S先生は近所の人たちが見て見ぬふりをしている轢死した猫の死体をバカ旦那がゴミのコンテナに捨てたと
いうだけで英雄扱いしている(森が目の前なんだから埋めるとか、せめて森の中に落ち葉で覆うとか
できないかなぁ?)。
ペットショップの件とこれは耳にタコができるほど聞かされた。
いつも自分の自慢は誇らしげにするが、人の苦労は何とも思わないところがあるので、副支局長の
してることをどう思うのだろうか…。

キャリーバッグを持って菜園に向かった。保護センターの罠を借りることもできたが、アメリカから
取り寄せた200ユーロ模するものだと聞き、万一なくなったら困るのでキャリーバッグのドアに紐をつけて
手動の罠を作った。

菜園はたくさん仔猫が走り回っていたが、残念なことに2匹の妊婦猫は姿も現さなかった。菜園は隙間の狭い
木の柵で囲まれていたため餌を入れたキャリーバッグを菜園内に置き、猫が入ったら紐を引っ張ってドアを
閉めるという作戦にした。

ちっちゃい仔猫たちと中くらいの仔猫たちが近づいてきたがやはり大きな猫たちは遠くから見ている
だけだった。

そして2時間後、中くらいの仔猫を2匹と小さい仔猫3匹を捕獲した。まだたくさん残っていたが、もうそこで
やめることにした。

20121123-7.jpg


支局へ戻り、5匹を隔離部屋に放した。やはり保護センターから来た猫とは違って小さいとはいえ
野生そのもので、怯えてソファベッドの後ろに隠れてしまった。特に中くらいの黒い猫は家猫にするのは
素人目にも無理だとわかるほどで、家の中にいること自体ストレスになると思われたため、その黒猫は
獣医さんで去勢手術をしてもらって住んでいた菜園に放すことにした。

20121123-4.jpg 20121123-3.jpg


中くらいの茶トラも最初は無理かと思われたが、副支局長が抱っこをするとおとなしく抱かれていたので
家猫になれる可能性があった。

20121123-5.jpg


月曜の朝、とりあえずお腹の調子が良くならない王子も含め6匹をつれてセンターに向かい支局に残る仔猫の
血液検査(無事全員陰性!)と黒猫の去勢手術をしてもらった。
(血液検査は実費のみ、手術は無料でしてくれた。)
センターの皆さんありがとう!!!  <(_ _)>

その午後、王子がほしいといっていた女性がやってきた。王子のお腹は一向に良くならないため、私たちが
引き取るが他の4匹の仔猫の中から選べる旨伝えた。彼女は中くらいの茶トラを気に入って連れて帰った。
翌日、黒猫は元の菜園に戻された。もともとそこに住んでいたことを知らない人に見られて、猫を
捨てていると警察沙汰になるのはゴメンである。深夜に副支局長と連れて行った。
黒猫は「テーヘンな目にあったぜっ!」とばかりに一目散に消え去った。

黒猫がいなくなると他の3匹は隠れなくなった。まるで「人間に気を許すな!」と扇動していた
リーダーの黒猫がいなくなり、リラックスしたようだった。

20121123-6.jpg


長くなったがこれが王子(おうじ)、陸(りく)、海(かい)、空(くう)がやってきたいきさつである。
私がバレエを辞めたわけ その3
2012年11月21日 (水) | 編集 |
私がバレエを辞めたわけ その1
私がバレエを辞めたわけ その2

支局に戻り、ノミとりも兼ねて王子をお湯の中で洗った。

王子のお腹は膨れ上がり、下痢のためかなり汚れていた。
お湯でリラックスしているためか、ウ○チが水道から水が出るように出続けた(汚くてゴメンナサイ…)。
とりあえず寄生虫対策のシロップを飲ませてその夜は寝かせた。

20121122-2.jpg 海(かい)と王子(おうじ)


翌朝、王子のお腹の調子は相変わらず悪かった。秋口は副支局長は仕事が繁忙期で休めないため、
支局長はバスを乗り継ぎ、終点からもテクテクと山道を歩き2時間近くかかって保護センターの獣医さんに
向かった(正直かなり大変だった。センターのスタッフも驚いて帰りは途中まで送ってくれた)。
下痢はやはり牛乳によるものだった。

20121122-1.jpg 保護センター。午後は犬たちが犬舎から出てこのあたりを駆け回っている。

王子の診察後、獣医のR先生とスタッフにI市の野良猫コロニーについてコメントすると、「まず、妊婦猫を
捕まえてきなさい。かわいそうだけど生まれる前に何とかできるから。その後、仔猫をつかまえて里親探しを
しよう。そうしないと永遠に終わらないからね。」とのことだった。支局長としては万々歳であった。
R先生、Rさんありがとう!  (T_T。)

送ってくれるスタッフの人を待つ間、S先生に獣医さんとスタッフのコメントを携帯メッセージで送った。
しばらくすると彼女から携帯に電話がかかってきた。支局長がもう一度メッセージで送ったことを嬉々として
伝えると、返ってきた言葉は…


「私、手伝えないよ。」


言葉もだけどとっても冷たい口調だった。
(゚□゚)……またしても目が点である。開いた口もふさがらない。

でも、気を取り直して「でも、ミルクあげてるお婆さんの(保護センターに勤める)娘さんに話したら
捕獲するの協力してくれるかも…」

「私、手伝えないよ。第一、菜園の持ち主に断らないとだし、そのお婆さんもどう思うかわかんないし。」

王子を捕まえたときは菜園の持ち主の許可なんて一言も言わなかったし、そのお婆さんも餌に避妊薬
混ぜてるんでしょ?手術をして放すのに異議があるとは思えない。いまさら何をっ!

何より「手伝えない」?!?!?! 手伝ってたのってあなたたちなの?何で遠くからあなたたちの家の前の
野良猫の捕獲をしなきゃいけないの~~~っ?
100歩譲ったとしても、I市の保護センターの人と話そうって気すらないの? 

S先生はただ単に「私も動物愛護に熱心なのよ~」っていうのを私に見せたかっただけなのだろうか?

以前に仔猫をペットショップに持っていったのも彼女じゃなくって、おそらく、そのお婆さんの娘さんが
やったのをまるで自分がやったかのように言っていたのではないかと思う。
まず彼女には猫を捕まえるのは無理である。┐(´-`)┌

話は少し戻るが、王子をバスで獣医さんに連れて行く時に、バス停で偶然ミルーのお散歩友達の
飼い主のAさんに会った。王子が支局へやってきたいきさつを話すと、仔猫がほしいという人を
知っているから話をしてくれるとのことだった。もらってもらえるかどうかはわからないけれど、
気にしてくれる人がいるのはとてもとてもうれしかった。

その日の夜はレッスンの日だった。普段、支局長は一時間前に行ってストレッチやウォーミングアップを
していたが(でないとティーンエイジャーのクラスメイトにはとてもついていけない)、S先生の冷たい
お返事に少々怒っていたのでギリギリの時間に行くことにした。さあ、もうそろそろ出かけようかと
思っていると、なんとAさんが早速仔猫がほしいという女性を連れてきたではないか!!! 
よかった~、いつもだったらもう家にいない時間だ。

もう支局長にはAさんとその女性が天使に見えた。
とりあえず王子はお腹の調子が悪いのでよくなるまで私たちが獣医さんに連れて行き、回復次第
引き渡すことにしレッスンに向かった。

20121122-3.jpg

レッスンの後、S先生、バカ旦那(S先生は車で来ている。なんでわざわざ失業中のバカ旦那が電車に乗って
迎えに来るのは謎である)に副支局長と支局長は王子の引き取り先が決まった旨を伝えた。

支局長はバンザ~イ!と叫びたいくらいうれしかったのだが…その時、バカ旦那がまるで小さい子供が
デンデン太鼓のように腕と身体をブラブラ振りながらママに何かをおねだりするように、

「え~っ、あの仔猫ほしかったのにぃ~」とのたまうではないかっ!

そしてバカップルはその場で口論を始めた。支局長の背後はちびまるこちゃんが思わず固まってしまった
時のように縦線のカーテンがドヨ~ン。|||(-_-;)|||||

コノヒト、イッタイナニヲイッテルノダロウ…

「あんたの家の前には仔猫がまだうじゃうじゃいるのに何寝ぼけたこと言ってるんだ~っ!
そこからいくらでも拾えばいいじゃない!」とどれほど怒鳴りたかったことか…。

支局長が怒りにワナワナふるえる間、副支局長が冷静に保護センターで言われたことをもう一度伝えた。
が、S先生も「費用の半分は出すけど、手伝えないよ。第一こうゆーことは公的機関がやるべきなのよっ!」
と繰り返した。

ははぁ~ん、本音がチラリ。結局、猫たちの行き先があるだけじゃ十分じゃなくって捕獲作業を保護団体
もしくは「彼女以外の誰か」がやらないと全然意味ないのね。私が行く保護センターができないことは
散々説明してたのに…。で、センターが避妊手術や仔猫を受け入れるとわかった途端、「センターが捕獲
できないならやら止めようよ」と言う代わりに「私、手伝えないよ(スペイン語では「あんたたちを」という
目的語がちゃんと入ってた)」って言うことは私たちにやれと決め付けているってこと?
まさに他力本願ってやつかぁ~。

彼女がしたことは自分の自治体が何にも対策をとらないので、私が猫の捕獲をするように仕向けるため
長期にわたりどんなに野良猫たちが悲惨な状況にあるか話し続け、私が保護団体の協力を取り付けたとたん
彼女が言い始めたのではなく私の案件にすり替えたとしか思えない。なんだか騙された気分である。

バカップルはその後延々30分近くべらべらとしゃべり続けていたが、支局長にはまるでテレビを
消音モードにしてその光景を見ているという感じで、何をいってるのか、頭がクラクラしてもう耳に入って
こなかった。(@.@)

もう、バカップルなど期待しないことにした。費用も半分だけ払って「私が猫を救助した」と得意気に
ふれまわるのは目にみえてるのでもう何も言わないことにした。

20121122-4.jpg


今はここで止めておけばよかったとも思うのだが、その時は支局長も副支局長も半分意地になっていたので、
捕獲作業を一度だけしようと決めた。


m(_ _;)m ス、スミマセンッ!まだ続きます。長くなって申し訳ありません!




研修生 三期生 : 陸(りく)、海(かい)、空(くう)
2012年11月20日 (火) | 編集 |
先週の土曜日、2匹の研修生たちが里親さんのもとへ飛び立った。
空(くう)と海(かい)である。

20121118-0.jpg 海(かい)と空(くう)

陸(りく:オス 茶トラ)、海(かい:雉トラ)、空(くう:白しっぽが茶トラ)は王子に
遅れること3日、王子(おうじ)と同じ菜園から支局へやってきた。
保護センター経由ではない。実は他にもこの3匹より数ヶ月大きいと思われる黒猫、茶トラの
2匹の仔猫もいたのだが、事情があり既に支局にはいない。このいきさつは先日書き始めた
「私がバレエを辞めたわけ」で説明していきますので、どうぞそちらもご覧ください。
(時間的に前後するのでちょっと混乱するかもしれません…)

20121118-2.jpg 手前から、海(かい、陸(りく)、空(くう)

空(くう)は支局へ来て最初に支局長、副支局長に慣れ、大きな猫たちとも物怖じせずに遊んだ。
他のお家に行くには最も適した性格である。本当は12月中ごろにそのお家に引き取られるはず
だったのだが、だんだん自立してきて風(ふう)のおっぱいを吸うことも少なくなってきたし、
ボールなどのおもちゃでひとり遊びをするようになってきたので、早く引き渡すことにした。
里親さんもあんまり大きくなってしまうより仔猫のほうがやっぱり楽しいだろう。

20121118-3.jpg

海(かい)は3匹の中で一番慣れるのが遅かった。怯えているというより、いたずらばっかりするので
怒られる前にすばしこく逃げるという感じだった。そして食べるのが誰よりも速い(大きな猫より
多く餌をもらっているのに)ので食事時は廊下に隔離された。

陸(りく)は支局に残ることになった。引き取ろうと思っていた王子が亡くなってしまったし、
今回の研修生は保護センターからではなく支局長の責任で来たのでそのほうがいいと思う。
特派員ナンバー13候補生である。

20121118-1.jpg

今回の研修生が来たころから不思議なことに先住猫が誰も「フーッ!!!」と威嚇しないのだ。
カネラも以前は威嚇はしないものの機嫌がと~っても悪いことが感じられたのに今では仔猫を舐めて
きれいにしている。

よく新入り猫を先住猫にならすにはキャリーバッグに入れて少しずつご対面させて
慣れさせるというが、今回は逆に人間より先住猫に先に慣れ、先住猫を介し人間に慣れた。

もうひとつ不思議なことは、雉トラの海(かい)はやはり雉トラの風(ふう)、花(はな)と仲がよく、
他の仔猫と寝る以外は彼女たちと寝たり遊んだりしていた。

20121118-6.jpg 左から海(かい)、風(ふう)、花(はな)

陸(りく)も同様、トラ、武蔵(むさし)とよく一緒にいた(ただし武蔵は時々「幼児好きな
怪しいおじさん」にも変身するのでちょっと危険だ。成猫はみんな去勢OR避妊済みなのに…)。
まさかとは思うが、色や種が判断できるのだろうか? (-_-)ウーム 

20121118-4.jpg 20121118-5.jpg 今回襲われているのは空(くう)…

里親さんの家に行く前日はささやかな「卒業お別れパーティー」を開いた。本当は「卒業お別れ&
歓迎パーティー」にしたかったのだが、「歓迎のほうは主役たちがミルクしか飲めないので断念した。
パーティーと言っても、ただ単に鳥のむね肉、お米、ブロッコリー、にんじん、しいたけ、鳥レバーの
ピューレにむね肉、小エビをトッピングした手作りご飯を食べただけである。
パーティー、一瞬にして終わる。┐(-。ー;)┌

20121118-7.jpg 20121118-8.jpg 20121118-9.jpg

なんでいつもとご飯が違うか意味はわからなかっただろうけど、とりあえず、みんな満足はしてもらえたようだ。

20121118-10.jpg 20121118-11.jpg 皆さん、完食!

里親さんは近くに住む老婦人で、今年の夏に19歳の猫を亡くしたばかりというベテランさんなので、
支局長も副支局長も安心だ。娘さんやお孫さんもよく家に来るけれど、やっぱりひとりになったときに
さびしいし、嫌なことがあっても猫がいると忘れられると喜んでくれた。
甘やかしてもらえることは保証済みである。

空(くう)は彼女の腕の中でおとなしく抱かれていた。

以前、猫たちを支局に猫を見に来たときには空(くう)1匹と言っていたのだが、その後、電話で2匹ほしいが
迷っているとのことだった。副支局長がそれではとりあえず2匹連れて行くからその時に決めればいいと
言っていたのだが、イザいってみると既に名前を2匹分決めていた。(*^m^*)

20121118-12.jpg

また、新しい環境に行くことになってしまったけど、海(かい)、空(くう)、かわいがってもらって
幸せになるんだよ!
p(・∩・)qガンバレ!












私がバレエを辞めたわけ その2
2012年11月18日 (日) | 編集 |
私がバレエを辞めたわけ その1


前回でお話した件の数ヶ月前から、S先生は彼女の家の前にいる18匹の野良猫たちに餌をやっていると
度々言っていた。

その猫たちにはS先生のほかにお婆さんが一人、温めた牛乳と生卵を混ぜたものをやっていると言う
(牛乳、生卵は猫には厳禁である。発情期になると避妊ピルまで餌に混ぜているらしい…置きっぱなしに
しているらしいが、夏は腐るだろうし、仔猫が食べる可能性はないのだろうか?!)。

彼女の住むI市は支局長と同じ県内ではあるが、そこの市役所が支局長のいく動物保護センターとは
協力したくないとのことで、独自のセンターをいくつか持っていた。だが、S先生が何度も市、警察、
I市のセンターにこの猫たちを保護するよう頼んでも何もしてくれないと言う。そこで彼女は何度か
仔猫を捕まえてショッピングセンターのペットショップに持って行って引取ってもらい、ペットショップは
30ユーロで仔猫たちを売っていたという。

20121117-2.jpg
本文とは直接関係ないけれど、保護センターの猫舎の猫たち。
シャム猫の哀愁漂う顔が…不謹慎だが笑える。
できるものなら全員つれて帰りたい…


おかしなことに先に話したお婆さんの娘さんはこのI市の保護センターで働いているという。
なんで何もしない上、牛乳も卵も猫の身体に悪いとお母さんに言わないのだろう?( ̄ー ̄?).....?

支局長は病気を持ってるかもしれない仔猫を検査もせず売るより、もし誰かに引き取ってもらいたいなら、
支局長の行く保護センターに連れて行ったほうがいいんじゃないかと言っていた。
I市がこのセンターの介入を拒否している以上、管轄外のセンターが捕獲作業をすることはできないが、
S先生が捕まえて持っていくことは可能ではない。ある程度費用はとられるかもしれないが、事情が事情なので
交渉の余地はあると思う。

20121117-1.jpg 支局長たちがいく保護センターの犬舎。結構山中にある。

しかし、S先生はあいかわらず何もせず、支局長がレッスンに行くたび、「私のムスタファ(彼女の
お気に入りNo.1)がいなくなった…」、「近所の人たちが市の決まりで野良猫に餌をやってはいけないっ
て言うの~」、「猫の住む菜園の持ち主は猫が増えると殺す」、「ムスタフィータ(彼女のお気に入りNo.2)
が怪我をしたの…」、「また仔猫がたくさん生まれたの~。あなたが引取るべきよ(何でじゃ?)」etc. etc....
毎回毎回愚痴り続けた。ε=( ̄。 ̄;)

うちにはもう10匹猫がいるからと断っても「まぁ、とにかく見に来てよ。(怪我をした)ムスタフィータと
仔猫たちを捕まえてセンターにも連れて行けるかもしれないし」

あぁ、やっとその気になったかと副支局長が仕事から早くあがったある水曜日I市に向かった。
I市は支局長の家から車で40分くらいのところにある。S先生の家の前の猫のコロニーは菜園とその横の森と
川から成っていた。正直、野良猫たちに悪い環境ではないし先生の言うことは少々大袈裟に感じたが、
「必要ないのでは?」と言う勇気はなかったし、ま、確かに殺されちゃったり、避妊薬入り卵ミルクシェイクを
やるお婆さんはたしかに猫には危険よね、と捕獲作業を開始した。だが、今はここで止めるべきだったと後悔して
いる支局長である (>_<;)・゚゚・

支局長と副支局長は菜園へ近づいて行ったが、なぜかバカップル(ごめんなさ~い!でももう言わずに
いられないっ!)は遠くから見ている。仔猫といえどやっぱり警戒心が強くパテを置いてもなかなか近づいて
こない。パテを食べ始めたとしてもこちらが動くとすぐに察知して逃げてしまう。格闘数十分、なんとか一匹
捕まえた。これが以前お話した王子である。

背後ではバカップルが「やった~!Good job!」。
キャリーバッグに入った王子をみて「ほらぁ~、猫ちゃん、かわいいねぇ~」と大騒ぎをしている。

20121117-3.jpg


(ー'`ー;)静かにしろ、副支局長と支局長はまだまだたくさんいる仔猫を捕まえているのだっ!
別の仔猫を捕まえるチャンスがあった…が、惜しくも逃げてしまった。するとバカ旦那、
「あー、もうちょっとだったのにぃ~。早くつかまないからぁ~!」おいおい自分に言え。
あたしゃ応援団も、観客も、批評家もいらん!ヾ(`ε´)ノ 

1時間半ほど粘ったが、結局この日は王子1匹のみで終了した。


すみません、まだまだ続きます。 
もしかしたら、今日里親さんにもらわれていった仔猫についての記事が割りこみます…。
混乱させてしまいますが、ご了承ください m(_ _;)m
私がバレエを辞めたわけ その1
2012年11月16日 (金) | 編集 |
今日は研修生三期生の陸(りく)、海(かい)、空(くう)について書こうと思っていたのだが、
話の流れ上、支局長がバレエ(ママさんバレーじゃなくって踊りのほうです…)を辞めた事情を
話そうと思う。

えっ!支局長のおばさんバレエなど想像もしたくない?! 前に言っていた王子が支局に来た
いきさつを書け~っ!!! 仔猫たちはどうしたんだ~!!! (`ε´)/プンプン! ヤンヤ!ヤンヤ!
なぁ~んて怒らないでェ~!こ、これがそのいきさつですっ!
今日は少しですが、猫も出てきます…ハイッ!"o(-_-;) 

今年10月、支局長は7年習っていたバレエを辞めた。だいぶおばさんになってから習い始めたので
たいしたレベルではない。

20121116-21.jpg
支局長がチュールから作ったチュチュ

20121116-22.jpg
下から見たらこんな感じ。 1ヶ月かかって作った。

バスクへ来てから4年、S先生の開くバレエスクールに通っていた。そのS先生、支局長がたくさん猫を飼っていて、
動物保護センターに頻繁に行くため、スタッフと仲がいいこと、一時預かりのボランティアをしていることを
だいぶ前から知っていた。だが、いつも「檻の中にいる犬や猫がかわいそう。見るのが辛い」と否定的だった。

支局長としては、少なくともここの保護センターでは殺処分はしないし、餌はいつもあるし(しかもうちの
局員のうらやむRoyal Canin製だ!)、雨に濡れることもないし、一般公開時間外は犬は檻の外に出て構内を
駆け回っているので、野良でいるよりはずっといいと思う。
まぁ、人それぞれいろいろな見方があるので、彼女の意見は「あぁ、そうですか」くらいに受け流していた。

ところが今年の春、S先生が「うちの母のために保護センターの犬をもらう」と言い出した。
あ~、それはよかったと思いきや、やはり犬を引取りにセンターに行くのは相変わらず嫌だと言う。

ちなみに、犬はまだセンターのホームページに載ってもいない来たばかりの小型犬で写真も見ずに
センターのスタッフの電話での説明だけで決めたらしい。センターの手続きは飼い主本人が身分証明書持参で
行くのが基本である、この場合、彼女のお母さんが行かなくてはならない。S先生曰く、彼女のお母さんは
身障者だし(私もそれは知っているが、普通に話せるし、歩ける。どちらにしてもセンターは車で行かないと
健常者でもハードである)、S先生自身も忙しいし、スタッフは支局長のことをよく知っていると言ってる
(「知っている」と「すべて顔パス」とは全然違う…)ので、正規の手続きをふまずにその犬をもらってきて
ほしいというのだ。

翌日、副支局長がセンターに電話をしてくれたが、やはり決まりは決まりだ、少なくともS先生がお母さんの
身分証明書のコピーをもっていかなくてはならなかった。

それから数日後の金曜日、私たちも一時預かりの猫たちを引取りにセンターに行くため、S先生と待ち合わせて
一緒に行くことにした。S先生は無事手続きをすませ、私たちを待たずにさっさと帰っていった。

次の週のレッスン前、S先生はもらってきた犬はとってもいい子で満足していると言い、「そうそう、
私の彼(彼といっても子供もいて事実婚なので実際は旦那さん)に保護センターには猫がいっぱいいたって
言ったら、翌日一人でセンターに見に行ったのぉ~。彼ったら猫大好きなのよねぇ~」とうれしそうに
言っていた。 (゚o゚)?!?!?!
支局長、思わず目がテンである。それなら何で土曜に旦那と二人で行かなかったの?S先生も土曜日は
仕事休みだし、もしS先生が行けなくても旦那に頼めばいいのに…。

20121116-23.jpg


なんか変なカップルだなぁ~とは思ったけど、まぁたいしたことではないとそれはそれで終わった。
しかし、これはまだ序章であった…。

次回に続く…


速報:彼らは仔猫である。名前はまだない。
2012年11月16日 (金) | 編集 |
いつも副支局長はランチが終わると支局長に電話をしてくる。
お互い午前中の業務報告だ。

今日の副支局長からの報告は…

1:研修生が一匹今週の土曜に新しい里親さんのところに行くことになっていたが、もしかすると
もう一匹もらってもらえる可能性があるので心の準備をしておくこと。
(この研修生たちについてはまだここでは紹介していないので、事後報告になりますが
近いうちに書こうと思います。)

2:保護センターのスタッフRさんからTELあり。新しい研修生が3匹やってくる。
15時で仕事をあがるので迎えにいく。

の2件であった。

なんと言うタイミング!去るものあれば来るものありである。

支局長は13時にミルー警備員のわたる1時間半に巡回から帰ってきたばかりである。汗だくである。
ランチもまだである(スペインのランチタイムは遅い。だいたい13時半から14時くらい開始)。
フィオナの歯磨きも済ませていない! ヒェ~

ダッシュでシャワー、ランチ、フィオナの歯磨き(フィオナは凶暴なので、かなりハードなお仕事…)を
済ませ、副支局長と共に保護センターへ。

やってきたのはこの3匹。
20121116-2.jpg

1匹は模様が違うけれど、あとの2匹はウリ2つ。区別がつけられるか微妙だ。

まだ、ドライフードもパテも食べない。歯も白い点がかすかに見えるくらいなのでミルクしか飲めない、
ということで常時世話のできる支局へやって来た次第である。

20121116-1.jpg

排泄も、よく動物のドキュメンタリー番組で見るように濡れたタオルでお尻を叩いてやらないと
できない…。
今日から、ミルクやりと排泄の世話で支局長は隔離室で寝るため、副支局長とプチ別居である( -.-)
チビッ子たちよ、早く自立するのだぞ!

20121116-3.jpg

現在、午前1時半、にゃ~にゃ~いいながら、ぺたぺたと駆けずり回っていたが、ようやく寝入ったようである。
そろそろ支局長も寝るとするか…。


研修生 一期生 : タマ、マメ、福(ふく)
2012年11月14日 (水) | 編集 |
タマ(オス)、マメ(オス)、福(ふく/メス)は春の子供たちである。
春と一緒に動物保護センターから研修生としてやってきた。

20121114-2.jpg

20121114-1.jpg マメ(左)とタマ(右)(おそらく…)

支局の隔離室へ入れられた4匹。慣れるまで数時間放っておき、戻ってみると春がいないっ!!! 
密室なのでそんなはずはないと探すこと30分、春はクローゼットと天井の10cmくらいの隙間に
隠れていた。クローゼットはかなり高いし、手足を引っ掛けるところもないのにさすが野良だっただけある。

その間、仔猫3匹は春を探し回る支局長などお構いなしにプロレスごっこに興じていた。
最初はタマが一番大きかった。まるまるしていたので何のひねりもなしにタマにした。
マメは3匹の中で一番小さいおまめちゃんだったのでこれまた単純にマメ。
唯一のメスの仔猫は副支局長のお気に入りになった。いろいろ日本語での名前の候補を支局長が
言う中から「幸福」や「ラッキー」のような意味がある福を副支局長が選んだ。

だが福はその名前がなくてもおそらくたくましく育っただろうと思うくらい「ジャイ子」だった。
いつも福が挑発しタマも応戦するが分が悪い。それを横でオロオロしながら見ているマメ、というのが
いつものパターンであった。

20121114-8.jpg ”オリャッ!” ”アァ~レェ~~”
食事もタマ、マメは母乳一筋だったのに対し、福は支局に来てすぐにパテもドライフードも食べられる
ようなった。
春のパテまで横取りした。ジャイ子、ますます強くなる…(-_-;)

タマとマメにこの技を教えたのも福である。
20121114-5.jpg

遠くから全速力で助走をつけエイヤッと飛びつくのだ。
この観葉植物、通称「ゾウの脚」はここら辺では安くても80ユーロくらいで高いものは何百ユーロも
するのだが、この3匹が里子として旅立つころにはオバケのQちゃんか磯野波平の頭かと思うくらい
寂しいものになってしまった。(>_<;)
あ、でも心配しないでくださいね。ちなみに支局に贅沢品を買う予算などありませぬ! スペイン南部に
行った時にちょっと出来損ないだったものを激安の18ユーロで手に入れました~。
しかも、また別の隔離室でしっかり復活したし。\(^▽^)/

支局長も副支局長も授乳中のこんなに小さい仔猫を見たことがなかったし、当然、世話などしたことも
なかったが、そんな心配も何のその、排泄で失敗したことは一度もなかったし、春がたくさん食べて母乳で
しっかり育ったので支局長の仕事は餌やりと部屋と猫砂のお掃除くらいだった。

20121114-6.jpg シンクロナイズド…トイレ?

ただ一度だけ3匹そろって40℃ほどの熱を1週間くらい出したことがあった。土曜日の夕方で申し訳ない
とは思ったけれど、獣医のR先生の救急の携帯に電話をし、夜の9時にセンターで待ち合わせたこともあった。
注射を打ってもらった上、やはり毎日センターには行けないので、何日分か注射や薬を用意してもらって
支局に戻った。
支局長は注射恐怖症である。自分はおろか、人に注射をしているのも見るのは怖い。そのため副支局長は
注射のベテランになるしかなかった ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!! 支局長はいまだに猫を押さえるだけで
精一杯である…(副支局長、スマン!)

そうこうしながら3ヶ月弱だろうか、3匹の仔猫はそれぞれ里親さんのもとへ旅立った。
最後の一週間は仔猫たちも春も風(ふう)を受け入れ一緒に寝たり、遊んだり、おっぱいを飲んだりしていた。

最後まで母乳一筋だったタマも支局を去る日の朝始めてドライフードを食べた。

20121114-7.jpg

その日はセンターで里親さんと待ち合わせたのだが、支局長はやっぱり悲しくて泣いてしまいそうだったので、
副支局長が春も含め4匹をセンターへ連れて行った(またしても副支局長、スマン!ちなみに副支局長は
不覚にもないてしまったらしい…)。

20121114-4.jpg

福をもらってくれた里親さんは「福」という名前を意味も含め気に入ってくれて名前は変えずにそのまま
呼んでくれるとのことだった。

マメには一度センターで偶然会った。おしゃれなキャリーバッグに入り、水色の首輪をしてもらって
大事にしてもらっているのがわかった。名前は「Odín」。オジンではない。ヾ(- -;)
「オディン」(“おでん“でもありませんヾ(- -;))というノルウェーの伝説の神様らしい。

残念ながらタマにはその後会っていないが、お茶目な性格なのでかわいがってもらっているだろう。

20121114-3.jpg ヨ、ヨーダ?

周りの人には「情が移って手放すの辛いからボランティアなど辞めろ」と言われたこともある。
もちろん別れるのは悲しい。が、こんなに小さい仔猫たちと一緒に過ごせるチャンスがもらえることは
めったにないし、何よりたくさんの仔猫と知り合える。野良猫でいるのが幸せな野良猫もいるだろう、
が、やはり餌の心配、雨に濡れることもなく暖かいところで眠れるという猫が1匹でも多くなったらと
支局長は願う。

特派員ナンバー 11: 花(はな)
2012年11月12日 (月) | 編集 |
いよいよ最後(2012年11月12日現在)の特派員、花(はな)の紹介です。
(特派員ナンバー12は王子に捧げます)

20121112-1.jpg

花は、春(はる)と風(ふう)のワクチン注射のためセンターの獣医さんを訪ねた6月末、私たちが
診察室にいるとスタッフのRさんが「着きたてホヤホヤよ~」と入ってきた。
連れてきた女性の車のエンジンルームで一晩過ごしてなんとか捕まえたとのことだった。

今年の年初から春頃までは保護センターでは”仔猫不足”で里親さん候補たちは順番待ち状態
だったのだが、それが過ぎると仔猫が一気に増え、檻が満杯になった。…ということで当支局へ
研修生(一時預かり)としてやって来たという次第だった。

花は支局へ来た当日から怖いもの知らずだった。
花をミルーとは反対側のソファーの隅っこに置いて、キッチンでミルク(※ヤギミルクです)
を用意して戻ると…

20121112-2.jpg

ちゃっかり、ミルーの上に乗っているではないか。w(゚o゚*)wオォ~~
そしてそのまま眠ってしまった…。

20121112-4.jpg

もちろん大食い花ちゃんはお昼寝のあとしっかりミルクもゲット!!!

保護センターはその後も仔猫ラッシュが止まらない上、仔猫間での風邪が流行ってしまったため
(かなり死んでしまったらしい…(ρ_;))花はもう少し支局でお世話することになった…のだが、
風とすっかり意気投合してしまい、まるで本当の姉妹のようにいつも一緒に遊び、食べ、寝ているので
引き離すのはかわいそうだし、センターに戻ってもすぐに里子にもらってもらえるかわからなかったので
結局うちの特派員として採用することになった。

20121112-3.jpg  左が花、右が風

最初はおとなしかった花であったが、徐々に本性が現れてきた。まさに猫をかぶってたのね =^_^=

花は支局長が食べている朝食の食パンを口から盗もうとする。一見、キスをしているようで微笑ましいが
実は唇を噛まれたり、手で取ろうとして顔を引っ掻く。花ちゃん、これはれっきとしたDVです…ε-(ーдー)ハァ
「花ちゃん、ダメよ~」とパンを上に上げてもジャンプして口でゲットする。花より団子。
団子に改名するかぁ? 

おてんば花ちゃん、こんなこともできる
20121112-5.jpg

シーツ類をすそをだら~んとしたまま干すとみんなジャンプをして遊ぶので汚れてしまう。
そこで横の洗濯紐にすそを引っ掛けて「どうだ!これなら君たちには届かないだろう!へっへっへ!」と
支局長は知能の高さをワッハッハ!どうだっ!とばかりに思い知らせたつもりだったのだが…
(レベル低すぎ…|;-_-|)
お猫様達には支局長からは知能のかけらも感じられないようだ…。
特派員ナンバー 10 : 風 (ふう)
2012年11月08日 (木) | 編集 |
風(ふう)は2011年4月、牛追い祭りで有名なパンプローナのあるナバラ県からやってきた。

20121108-1.jpg

里子に出されたわけではない。
副支局長が働く酒造所へ資材を持ってきたトラックに紛れ込んで来た。
倉庫の中を逃げ回る風(ふう)を午前中ずっと倉庫担当の人たちが追い掛け回して
やっと捕まえたらしい。
午前中は蒸留所に独り寂しくこもって作業をしていた副支局長が、昼食のため食堂へ行くと
皆に引き取れ言われて「はい、そうですか」と支局長に断りもなくつれて帰ってきた。

職場では副支局長はすでに「猫オタク」で知られていたようだ… (;-_-) =3 フゥ

名前は副支局長が決めた。最初、日本語で旅人(スペイン語では”Viajero(ビアヘロ)”)と
つけたかったらしいのだが女の子に「たびびと」はね~。
次に「Vientoって何ていうの?」、「風(かぜ)」。それもかわいくないよね~、と思ったのだが
「”ふう”とも読む」と言ったところ、それを気に入った。
どうやら「風に乗ってやってきた」という意味らしい。

20121108-2.jpg

支局へやってきた風(ふう)。運がいいのか悪いのか前回お話した春と彼女の仔猫達がまだいた。
3匹の仔猫よりまだ一回り小さかった風(ふう)は先輩仔猫達の激しいバトルの洗礼をうけるは、
わが仔がかわいい春にはうなられたり、叩かれたりと厳しい試練が待っていた。
先輩仔猫達が母乳を飲んでいても春に拒否され、最初は仲間に入れてもらえなかった。

が、数日後には先輩仔猫達の激しい遊びにもついていけるようになり、まず子供たちに受け入れられ、
その数日後にはさりげなく先輩仔猫に紛れ込みおっぱいも吸っているたくましい子になった。

4月末になり3匹の子猫達はそれぞれ里親さんのもとへ旅立っていった。
すると今度は他の先住猫との戦いが待っていた。特にトラ、武蔵との遊びは、遊びを通り越し
強い猫になるためのスパルタ教育のようだった。

20121108-3.jpg  我が支局の執事に抱っこされ、ひとときくつろぐ風(ふう)

そんなエリート育成教育も難なくこなし、風(ふう)は強く、そして支局長、副支局長が信じていた
「美人猫はタカビー」という伝説を覆し面倒見のよい優しい子になった。

20121108-4.jpg 風ちん、ちょっとはしたないかも… 

後からやってくる新人さんたちと手加減しながら遊んだり、面倒をみたりしている。
先輩猫たちから激しく鍛えられたり、春におっぱいを拒否されたのになんていい子なの~っ!

20121108-5.jpg

いまでは研修生たちに出ないおっぱいを吸わせている。



特派員ナンバー 9 : 春 (はる)
2012年11月06日 (火) | 編集 |
今年の3月のある週末、副支局長とともに保護センターへ車で向かっている途中、副支局長の
携帯が鳴った。保護センターからであった。
運転中だったのとあと数分で到着するというところだったので電話は取らずにセンターに向かった。

受付にいたスタッフのRさん、「あ~、今電話したとこだったのよぉ~」。
何かと思えば猫の一時預かり制度を始めるけれどボランティアをやらないかとのことだった。
仔猫がセンターに来た場合、通常クリニックの檻の中で少し大きくなるまで過ごすのだが、檻はそれほど
大きくないので遊び盛りの仔猫が数ヶ月過ごすのはかわいそうということと、母猫がいた場合、
乳離れするまでは母子水入らずで静かに暮らせる環境が理想的ということでこの制度を取り入れたい
とのことだった。

副支局長が支局長よりも先に二つ返事で引き受けた。

20121106-1.jpg 

春はおとなしいが最初から人懐っこい猫だった。檻の中にいた春は「なでてぇ~!」とばかりに
頭を柵にこすりつけてきた。後では3匹の仔猫が段ボール箱に登ったり降りたり追いかけっこをしていた。

20121106-4.jpg  タマ、マメ、フク

こうして春は彼女の3匹の仔猫と共に研修生(一時預かり)として支局へやってきた。
あるお家のガレージで出産し保護センターにつれてこられたとのことだった。

支局の隔離室で4匹はしばらく暮らすことになった。
春はスーパーママだった。3匹が走り回って遊んでいるときには静かにそれを監視、でも誰かが
プロレスごっこ中押しつぶされて「ミィ~」と叫ぶとすぐに立ち上がって様子を見に行った。

仔猫達の中で唯一、フク(三毛猫)だけがパテを食べたがドライフードはまだ誰も食べられず、
タマとマメは母乳のみだったので、春はパテ(ドライフードは常に置いてある)を食べ終わると
すぐに仔猫達を「ニャ、ニャ」と呼び授乳した。

20121106-2.jpg

たまにプロレスごっこにも付き合っていた。

20121106-3.jpg

一ヶ月が過ぎたくらいには4匹とも血液検査を済ませ(白血病、FIVともに陰性)、うちの先住猫たちや
ミルーとも遊ぶようになった。ただ春はやはり仔猫を守るという本能が強いのかミルーに猫パンチを
おみまいしたり、引っかいたり、「う゛~~~」とうなったりしていた。おかげでミルーはすっかり
春恐怖症になって、春が近づいてこようものなら、横目でけん制しながらそそくさと逃げ出した。
副支局長とはこの様子じゃここでは引き取れないね~と話していた。

仔猫達は途中、風邪をひいたりもしたが、4月末、無事に里親さんたちに引き取られていった。
…が、やっぱり春の引き取り先が決まっておらず、スタッフのCさんが家に連れて行くということで
仔猫を引き渡した日に春もセンターへ置いてきた。

ところが一週間後、別件でまたしてもセンターへ行くとクリニックの檻の中に春がいるではないか。
黙って支局長、副支局長を見ている。
なんでもCさんのご主人の具合が悪く隔離部屋(やはり彼女も最初は隔離しているとのこと)の
修理が出来ていないので連れて行っていないとのことだった。

私たちの用件も終わり「Agur Haru~!」(Agurはバスク語で「さようなら」)と出て行くと、
それまで黙っていた春が狂ったように「ニャ~オ!ニャ~オ!」と鳴き始めた。
その日はCさんはお休み、また土日を人気の少ないセンターの檻で過ごさなくてはならないかと
思うといたたまれなくなった。

「Cったらいつ連れて帰るのかしら~?」とスタッフのRさん大きくため息。
その時、副支局長が「うちで引き取ってもかまわないよ」とRさんに言った。
ミルーとの関係がうまくいくかわからないけれど、センターに来るたびうちでお世話した猫を
見るのもかなり辛いので支局長もOKした。

20121106-5.jpg

こうしてまた1匹特派員が増えた。

心配されたミルーとの関係…。

1週間、檻の中で「家に帰れるものなら犬とも仲良くします」と神様にお願いでもしていたのだろうか、
今はミルーにも頭をナデナデこすりつけるほど仲良しになりました。
特派員ナンバー 8 : フィオナ
2012年11月06日 (火) | 編集 |
フィオナは2011年12月27日に入局した。

20121105-2.jpg

その日はミルーのワクチン接種のため保護センターの獣医さんへ。
終了後、いつものように猫舎を訪問。
以前から顔見知りだったフィオナ(当時の名前はロラ)がフェンス越しに「背中なでてぇ~」
とすり寄ってきた。
突然、副支局長が「クリスマスのプレゼントだ!この猫引き取ろう!」と決めてしまった。
(※スペインではクリスマスは12月24日から1月6日まで延々と続く… ( -_-)フッ )
ノラが亡くなってまだ10日なのに…とは思ったが、支局長もフィオナが気に入っていたので
賛成した。

突然のことだったので名前など全然考えておらず、苦肉の策、数日前に見た映画「シュレック」の
フィオナ姫からもらった。
毛が多いので痩せているようには見えなかったが、背中を触ると肋骨がはっきりわかるくらいだったので
獣医さんには「少し太るといいね」と言われてセンターを出た。

20121105-1.jpg

ところが支局へ戻るとフィオナの性格は一転、「姫」とはかけ離れた「怪獣」のようになった。

20121105-3.jpg この写真怖いですね~。まるでサタンの使い…(||゚Д゚)ヒィィィ

背中を撫でようものなら、すかさず猫パンチ。シッポは古傷があったようで大暴れして引っかくので
こちらも触ることは不可能。まぁ、ご飯はしっかり食べていたのでいつかはなれるだろうとセッセと
世話をすること2週間、夜寝ていると、突然フィオナが支局長の胸の上に乗ってきた。そして朝まで
そのまま寝てしまった・・・。

朝、目を覚ますと…なんだか臭い。支局長の顔、シーツが異常に臭いっ!
何だ!?何だ!?とキョロキョロすると、フィオナの口からよだれがダラ~ン。
名づけてオー・ド・フィオナ! 
原因はフィオナの口内炎だった。牙が一本少し欠けているのは知っていたが、凶暴なため口の中を
よくチェックしてなかったし、フィオナも私たちに近づかなかったので気がつかなかった。

20121105-4.jpg他の猫がやったらセクシーなポーズもフィオナだとまるで殺猫現場のようだ…

今は3種類の薬で口臭、炎症ともに症状が和らいできたが、投薬の間隔をあけるとやっぱり悪化する。
このまま治らないと牙(犬歯?)以外全部抜歯と獣医さん達に脅されている(抜歯すると
85パーセント治るらしい)。フィオナなドライフードが好きだ。抜歯は出来ることなら避けたい。

先週の診察時に何か直接口内を消毒できるイソジンのようなものがないか獣医さんに聞いてみると、
「Oraldine(薬用のリステリンのようなもの)を2倍に薄めて綿棒で口内のお掃除かなぁ~」との返事。
「ただし、フィオナがそれをさせてくれるかなぁ~?」 (´▽`) は、は、は… J先生、フィオナを
よくご存知で…。

ということで、
20121105-5.jpg

もちろん布袋…じゃない、保定袋に入っていただきますっ!

12月のワクチン注射&健康診断までによくなって抜歯しなくていいといわれるよう毎日口内洗浄に励みます。
特派員ナンバー 7 : 武蔵 (むさし)
2012年11月03日 (土) | 編集 |
この一見凛々しい猫は武蔵である。
トラ、ノラに2ヶ月遅れて入局した。
ミルー警備員が副支局長と巡回中に草むらでミィーミィー鳴いているまだ仔猫だった武蔵を発見した。

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あまりにかわいい声で鳴くのでてっきりメスかとおもいきや、れっきとした男の子だった。

が、行動はまるで女の子のようだった。

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洗濯機の見張りをしたり(シッポによるととってもご機嫌である)・・・

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金魚鑑賞が趣味だったり・・・(「おいしそう・・・」とか思っているのかなぁ?)

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ケーキが食べたかったり・・・(※本猫はその気満々でしたが、実際は食べていません)

ノラが元気になり始めたところだったのでちょうどいい遊び相手になり、2匹で局中走り回っていた。
12月に入り支局長と副支局長の関心が具合の悪くなってきたノラや、次々とやってきた
猫たちに向いてしまい、武蔵が大きくなってくるのにそれほど気をかけていなかった。
今年春先に一時預かりの仔猫たちを里親さんたちに引き渡しホッとし、ふと、武蔵を見ると・・・

お、おぉぉぉ~、大きい!トラより大きい!シモンより大きい!
あのひよわな仔猫ちゃんは何処へ行ってしまったのぉぉぉ~~~w(゚o゚)w オオー!

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トラの横でも引けを取らなず、2匹でいるとまるでマフィアのようである。

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こんなにドスのきいた顔をしても仔猫のようなエンジェルボイスは健在デスッ!!!
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